胃がんステージⅣ(腹膜播種)、抗がん剤+プレシジョン免疫療法で腹膜播種が消失

胃がん 76歳 男性 胃がんステージⅣで、術後1年後に腹膜播種と診断された患者さまです。抗がん剤+プレシジョン免疫療法で腹膜播種は消失。現在再発はなく、良好な経過をたどっている症例です。 診断名:胃がん(中分化型腺がん)術後、腹膜播種 (ステージⅢb→Ⅳ) 経過: 2017年5月:胃がん(中分化腺がん)と診断 2017年7月:手術(幽門側胃切除術) 術後に抗がん剤を開始するも副作用のために中止 2018年5月:PET-CTで腹膜播種(お腹の中に、がんが散らばった状態)との診断 2018年6月:新たな抗がん剤を開始 2018年7月:プレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン)を開始 2018年11月:PET-CTにて腹膜播種は消失 2019年10月:抗がん剤+ プレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)で無再発生存中 画像:PET-CTの結果、胃がんによる腹膜播種(お腹の中に、がんが散らばった状態)は消失していました。 治療期間・回数: 樹状細胞ワクチン療法(4ヶ月・7回投与) 費用: 樹状細胞ワクチン療法(約280万円/セット(7回)) 副作用・リスク: プレシジョン免疫療法の副作用は基本的にほとんど認められることはありませんが、未知の副作用等が起こる可能性は否定できません。以下に、可能性のある副作用等についてお示しいたします。    樹状細胞ワクチン療法) 成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等 細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等 ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱